心身調整法 (温冷〈灸〉療法) について


●心身調整法 (温冷灸療法) とはどのような療法か


心身調整法は、専門的な知識や資格ライセンスは必要ありません。

どなたにも出来る、安全で、経済的な、家庭健康療法でございます。

また、プロの療法士の先生方にも併用いただきますならばその相乗効果をにて治癒効果を促進するものと確信しております。一度お試しされたいとお考えの時はどうぞご遠慮なくお問い合わせください。

 

 ご家庭で、くつろいで、体表を調整器(温冷灸)にて気持ちよく撫で(なで)てゆく内に、温灸(温球)で身体が温かく気持ちよく楽になり効果が出てまいります。

お解りにならないときは、「心身調整法解説書」を紐解いたり、調整法をご紹介下さった身近な方にアドバイスを受けたり、当会の事務所にお問い合わせ下さい。

また、技術は百聞一見にしかずとも申します。「月例研究会」にも是非ご出席下さい。心よりお待ちいたしております。

 

●心身調整法は、安全、経済的


心身調整法は、副作用無し、費用的にも、お香一本(49円~59円)ぬるい熱量・少し高い熱量の技術的用法で差は出ますが使用時間は(平均1時間~2時間程)で御座います。
( ・深部浸透法等の技術用法にて差異が生じます。)

 

●心身調整法(温冷灸)の原理概要


 心身調整法は、技術的には、神経の働きを正常に復活し人が持つ自然治癒力を高める療法の一つであります。 神経の働きに鈍麻やマヒ、過敏があれば、これを正常に戻し、人間が生まれながらに持つ自然治癒力を高める療法と言えます。
 
その原理は、西洋、東洋(代替療法)、両医学の原理を包含したものであり,皮膚の表面から施術する療法でございます。
「西洋医学的な視点」からは、「皮膚体表内臓反射」、自律神経の反射は、内臓内臓反射、内臓体性反射、体性内臓反射、の三つに大別されますが、体性-内臓反射(デルマトーム:皮膚知覚帯)も内臓の異常発見及び施術に応用しております。

 加えて近年、皮膚研究の第一人者、傳田光洋(でんだ・みつひろ) 資生堂新成長領域研究開発センター主任研究員、独立行政法人科学技術振興機構CREST研究員。 加温療法の原理であるHSP(ヒートショックプロテイン=熱ショック蛋白)の 伊藤要子修文大学教授、によって温度刺激が皮膚や身体の組成であるタンパク質に与える健康面に良い効能を与える機序が、より深く解明されつつあり、これは温冷療法を行う心身調整法にとっても誠にありがたいことであります。


 心身調整法は、これら科学的な原理にも裏打ちされた体表(皮膚上)を撫でることにより健康維持と回復に効能が生ずる療法であるとも申せます。
又「東洋医学的には」四〇〇〇年の知恵と言われる、「臓腑経絡論」「経絡経穴論」と「気」の働きを基盤とし、身体の異常の発見を行い、身体の虚実異常に対する補寫の施術を行いそのバランスを取る。 いわゆる、「補」〈足らざると補う〉、「瀉」 〈過剰を、とる。おさえる。〉施術であります。
以上、心身調整法(温冷療法)は、「東洋医学」と「西洋医学」の両理論により、反応点を感察し(温度の反応、反射感覚)を手掛かりに施術をいたします。 
代替療法、ホリスティック医学的療法(-)とも位置づけられます。

 

(註-1)ホリスティック医学とは、帯津良一先生が提唱されている、「病だけでなく心や環境まで含んだ、人間、

    地球、生命 丸ごとの医療」と言う考え方。

 

 

 

●適応症


心身調整法は、様々な身体の症状に対して自然治癒力を高める事によって適応致します。
〈日頃の健康保持に〉
日々おこたらず心身調整法をおこなうことは、ご本人様、御家族様共々に、健康を維持管理し、病気を未然に防ぐことにつながります。

 

◇ 主な適応症

   ♣ 毎日の疲労回復。

   ♣ こころに関連する・・・イライラする、ストレスが強い、食欲不振、うつうつする(自律神経のアンバランスも関与)

   ♣ 頭・や顔の症状 ・・・・ 頭痛、眼の疲れ、鼻づまり

   ♣ 頸・肩・腰の症状 ・・・ 後頭、後頚のこり、肩こり、腰痛、椎間板ヘルニア、座骨神経痛、脊柱管狭窄症

   ♣ 手足の症状 ・・・・・・ 肘の痛み、前腕の痛み、指の痛み、股関節痛、膝痛、

   ♣ 皮膚の症状 ・・・・・・ かゆみ、吹き出物、帯状疱疹痛

   ♣ 外傷回復に ・・・・・・ 骨折、擦り傷、切り傷、等の予後

   ♣ 術後のケア ・・・・・・ 体力回復、修復に有効です

   ♣ 胃・腸の症状 ・・・・・・ 胃下垂、胃のもたれ、下痢、便秘

   ♣ 全身の症状に・・・・・・冷え症、不眠、疲労、むくみ

   ♣ 生活習慣病 ・・・・・・ 維持回復に寄与します

   ♣ 難 病 ・・・・・・・・自然治癒力の維持と増強、緩和ケアに役立ちます。

   ♣ 術前体力の維持増進と術後の体力体調の回復に。

   ♣ その他

 

 ※ 医療は、適期を失わないことが大切です。

   心身調整法は、大変有効な療法でございますが過信しすぎず、自己診断を優先せず地球より重い大切な

   命を守るためにはより大切に、症状の継続や増強が見られた場合は、早めに医師の診察をお受け下さい。